中学受験の不安解消法で不安やストレスに打ち勝つ

ストレスがあまりにも酷すぎる件について

受験には多くのストレスがかかります。
「受験勉強しないといけない」ため、やりたい事を我慢しないといけません。
それ自体は高校受験や大学受験、あるいは大人が受ける資格試験のための勉強でも同様ですが、中学受験ではそれら一般的な受験とは異なる要素があり、それはストレスを大きくします。
まずは、受験生が小学生であることです。
まだ精神的にも成長途上で、将来の展望も具体的ではない年齢。
勉強漬けの毎日は、非常なストレスでしょう。
睡眠不足の健康への影響は高校生や大人よりも深刻です。
まだまだ子供であるため、「他者の評価による報酬」という点でも難しいものがあります。
結果が数日で出るなら問題にはならないでしょうが、受験勉強の結果が出るのは年単位で先の話。
人生経験自体が１０年そこそこの小学生にとっては、結果が出るのは遥か未来のため、「評価→報酬」のフィードバックがうまく機能しません。
大人にとっての２年後と、小学生にとっての２年後は違うのです。
貴方が４０歳で、お子様が１０歳で考えれば、４倍長く生きている訳ですから、貴方が８年後の目標に向けて日々努力するよう求められている様なものなのです。それが尋常では無い事は、すぐに想像できるでしょう。

 

さらに、高校受験と違い、受験生が少ないという問題があります。
高校受験なら、周りの友達も皆受験生です。
ですが、中学受験はまだまだマイナーなため、友達の中で受験するのは自分だけなんて事も普通ですし、クラスでも自分だけという事も珍しくありません。
相談したり競い合う友人も無いばかりか、友達からは「付き合いの悪い奴」と思われ、友達が離れていく。
これもまた、高校受験が初めての受験だった親世代には、気づきにくいストレスポイントではないでしょうか。

 

 

不安解消法はなぜ失敗したのか

ストレスから来る不安を解消するには、その原因を正しく把握する必要があります。
原因不明なまま「こうするといい」「アレが効果がありそう」とか適当な不安解消法を行っても、効果は期待できません。
また、親の目の届かない所に原因がある事もあります。
塾講師との関係や、塾自体の立地（塾へ通う道のり）に原因が隠れている事さえあります。
特に個別指導型の塾や家庭教師の場合は、講師と生徒の距離が近いのが特長です。これは良い方向に働けば、大いなる力となりますが、悪い方向に働ければ、重大なストレス要因になります。
このように「問題がどこで起こったのか」という観点からのチェックも重要でしょう。

 

そして、原因を特定しても、対策は一つとは限りません。
本人の性格や周りの状況により、採るべき対策が異なる事もあります。
ストレッサーが何なのか。 どうしてそれがストレッサーになっているのか。 どうすれば解消できるのか。
これは単純に「＊＊だから〇〇をすればいい」というものではありません。
ピンポイントで個別の事例に対する対策もあれば、全体の底上げ的な対策もあります。
受験だけをクローズアップするのではなく、成功を掴んだその先にある明るい将来展望について理解させるといった「漠然とした」対策も、状況によっては思いがけない効果が出るものです。
対策を間違えれば、効果が見られないばかりか、逆効果になってしまう事さえあります。
その辺りを考慮せずに杓子定規な不安解消法を続ければ、失敗する事も十分ありうる話ではないでしょうか。

 

不安解消法は万能ではない

初めての受験には不安はつきもの。
そして様々なストレスはその不安を増やし、深刻にします。
不安解消法はそんな不安を軽減したり、消し去ったりしますが、それだけでストレスが消え、受験勉強がはかどる訳ではありません。
不安解消法は不安解消法であって、ストレス解消法ではありません。
もちろん、ストレスから不安になるように、不安からストレスになる事もあります。
そういうケースでは一石二鳥よろしく、不安解消で一気にストレスまで解決される事もありますが、そううまい話ばかりではありません。
ストレス解消のためには、やはり各々原因に即したストレス解消法が必要となります。
様々なサイトを調べて、不安解消法を暗記しても、受験の成功が約束される訳ではないのです。

 

また、大人と子供の違いについても考慮する必要があります。
子どもは様々な経験が少ないものです。
「失敗の経験」も当然少ない訳です。特に成績が良く、周囲から「良い学校に進む」事を期待されているお子様なら、その傾向は強いのではないでしょうか。
いつもテストが１０点２０点で毎回叱られている、あの日曜夜の家庭的アニメに出ている少年のような子供なら、打たれ強いかもしれませんが、いつも学校のテストで９０点１００点を取っていた子が、模試を受けたら６０点だったとかなれば、初めての挫折に自信喪失して中々立ち直れないなんて事も考えられるでしょう。
大人であれば、何度も経験してすぐ立ち直るような出来事でも、子供にとっては初めての体験という事は珍しくありません。
「その程度で」などど思って叱りつけたり、「放っておいてもすぐ忘れる」とか安易に考えるのは、適切な対応とは言えないでしょう。
他にも、一見すると失敗や問題に見えない事でも、当人にとっては大問題な事もあります。
極端な事例だと、高校生なら萌えポイントゲットなプラスな出来事でも、小学生にとっては真面目に悩みの種になってしまう事だってあるのです。

 

 

様々な不安解消法・ストレス解消法を活用しよう

中学受験に挑むのは人格形成途上の小学生。６年間の間、勉強に限らず様々な事を学びます。
その学びの中に、中学受験のための受験勉強を差し込むのは容易な事ではありません。
うまくやらなければ、無理が祟って多くの問題を引き起こしかねません。
ですが、それゆえ成功をつかめば、達成感は大きく、お子様の自信にもつながり、その後の高校受験・大学受験・入社試験に挑む際に、計り知れないアドバンテージを獲得できるはずです。
まさに人生のハイリスク・ハイリターン。
ですが、適切な不安解消法・ストレス解消法を駆使すれば、ハイリスクな部分は消え去ります。
適切な勉強法、大豆・カツオ・マグロ・ナッツ類・鉄分が多く含まれるレバー等を駆使した的確な食事、人間関係を良好に保ち、楽しんで勉強できる環境づくり…。
成すべきことは多岐にわたり、計画的に実施する必要もあるでしょう。家庭内に限らず親御さんの役目の重大さは高校受験の比ではありません。
多くの才能あふれる子供たちが、その能力に相応しい地位を得て、成功者となる事を願ってやみません。

 

ですが、ウエブサイトを見ただけの付け焼刃な知識だけで成功を掴めるほど、世の中は甘くないのではないでしょうか。
経験者や現在中学受験に挑んで同じ悩みを持つ人々との交流が出来れば、それは最高の不安解消法・ストレス解消法となる事が期待できます。
中学受験実践研究会には同士がいます。
一度チェックしてみてはどうでしょうか。